head_img
HOME > 研究テーマ > 平成24年度

平成24年度 研究テーマ

icon Flex脚部インパクタを用いた歩行者模型の再現
icon 快適性向上レイアウト自動車の安全性両立に関する研究
icon 立体駐車場における車体落下防止に関する研究
icon 大型車両の積載量変化を考慮した振動抑制に関する研究
icon 乗用車車体構造における荷重伝達の検討
icon セミアクティブシートサスペンションによるトラックの乗り心地向上
icon U*sumによる構造最適化を用いた設計指針の表現
icon 軽自動車における側面衝突事故時の乗員挙動の再現に関する研究
icon 車両走行時における荷重伝達に関する研究
icon ブタの肝臓を用いた軟組織の機械的特性に関する研究

チャイルドシートの側面衝突試験方法に関する研究

概 要
現在,チャイルドシートの側面衝突試験方法に関心が高まっている. そのため,ISOで側突試験方法の検討を行っている. 各試験の乗員の挙動及び傷害値に着目し,実車試験を再現するために必要な条件を明確にし,試験方法改善の一助とすることを目的としている.

メンバー
青山 (M2)     入江 (B4)     北川 (B4)     佐々木 (B4)

ページトップに戻る

快適性向上レイアウト自動車の安全性両立に関する研究

概 要
後部座席に回転シートが付属している快適性に優れたワンボックス自動車が提案され,回転シートが乗員のストレス低下に効果的であることが確認されている. そこで,前面衝突を始め,側面および後部衝突のそれぞれの場合において回転機能を装備することで生じる乗員傷害への影響について検討を行う. 座席の傾斜等を適切な設計を行うことで改善し,快適性と安全性の両立を目的とする.

メンバー
大内 (M2)     石井 (B4)     古澤 (B4)

ページトップに戻る

立体駐車場における車体落下防止に関する研究

概 要
年齢層別の死亡者数では平成23年度において65歳以上の割合がもっとも多く,高齢者の死亡事故を減少させることが急務の課題となっている. 若年層に比べ,高齢者に多く見られる自動車乗車中の死亡事故原因の一つに運転操作不適が挙げられており,高齢者になると認知や判断に遅れが生じ,事故が発生しやすくなるものと推察される. このような運転操作の不適切が原因となる事故の1つとして,駐車時に乗用車が車止めを乗り越えた事故や,立体駐車場では外壁を突き破って転落する事故が挙げられる. 車止めによって車体の急加速をある程度抑止できるが,現状では車止めを乗り越える結果となっている. 本研究では乗用車の車止め乗り越え防止として,小型車・大型車を対象とした既存の車体落下防止装置の検討を行い,最適な形状を提案することを目的とする.

メンバー
杉江 (M2)     石黒 (B4)     山形 (B4)

ページトップに戻る

大型車両の積載量変化を考慮した振動抑制に関する研究

概 要
トラックの輸送時に発生する振動は,乗り心地の悪化,積載物の品質低下や破損等といった悪影響を及ぼすため,車体振動を低減するサスペンションの設計が非常に重要となる. しかしトラック等の大型車両は,普通乗用車と比較して積載量の変化が大きく,それに伴う振動応答の変化が大きいため最適なサスペンション設計が困難である. そのため本研究では積載量に関係なく安定して振動を低減できるアクティブサスペンションの設計についての研究を行う.

メンバー
中沢 (M2)     天羽 (B4)     稲着 (B4)

ページトップに戻る

乗用車車体構造における荷重伝達の検討

概 要
衝突事故発生時の力の伝達メカニズムが把握出来れば,力の流れを分散あるいは逃がすといった車体構造の設計が可能となり,荷重伝達の観点で構造上問題なところを把握し改善することが容易となる. 近年,静的な荷重伝達を把握する手法としてU*,U*sum,U**解析などが提案されている一方で,動的な現象に関するU*による評価は充分に確立されていない. そこで本研究では動的現象における荷重伝達の評価手法の提言およびその適用例として乗用車のフルラップ衝突あるいはオフセット衝突などの評価を行う.

メンバー
野中 (M2)     伊藤 (B4)     福岡 (B4)

ページトップに戻る

セミアクティブシートサスペンションによるトラックの乗り心地向上

概 要
トラックによる輸送が長距離・長時間化するに伴い,運転手の疲労軽減のニーズが高まってきている. また,乗り心地の向上が疲労軽減に最も効果的であることから,アクティブサスペンションやシートサスペンションという機構が実用化されている. しかし,装置が大規模になる事や低周波振動を除去しきれないという課題点を抱えている. そこで本研究では,従来では検討されていなかったセミアクティブ機構によるシートサスペンションを用いた乗り心地の向上を目的とする.

メンバー
馬場 (M2)     小林 (B4)     佐口 (B4)

ページトップに戻る

U*sumによる構造最適化を用いた設計指針の表現

概 要
荷重伝達を定量的に表す指標であるU*およびU*sumの有用性を検討する. U*sumを用いた構造最適化をおこない,代表的な車体の設計指針であるフレーム構造やモノコック構造を再現することを試みる. 異なる設計指針に対して適切な目的関数を見出すことにより,設計者が思い浮かべる理想の構造をU*を用いて表現する手助けとなる.

メンバー
大田黒 (M1)     秋山 (B4)     大島 (B4)

ページトップに戻る

軽自動車における側面衝突事故時の乗員挙動の再現に関する研究

概 要
本研究では軽自動車における側面衝突事故の乗員傷害の再現を行う. 近年普及率の高い軽自動車では,側面衝突事故時に,衝突を受ける側よりも非衝突側の乗員の傷害値の方が高い事例が報告されている. 事故発生時における乗員の傷害発生メカニズムを明確にするため,乗員二人の挙動の再現を試みる. コンピュータシミュレーションおよび縮尺模型による実験の両面から検討を行う.

メンバー
河内 (M1)     太田 (B4)     草野 (B4)

ページトップに戻る

車両走行時における荷重伝達に関する研究

概 要
車体構造において軽量化と高剛性化の両立を同時に満足させるためには,構造内部の状況,問題点を的確に把握し,力の流れを一様にさせて構造各部の機能を明らかにしながら設計を進めることが必要である. そこで,本研究では力の流れを詳細に把握できる新たな指標U*(ユースター)を用い,自動車走行時の荷重伝達経路を定量的に把握出来る評価手法の提案を目標としている. 荷重伝達経路が詳細に分かれば,どの部材が力を受け持っているか明確になり,荷重伝達経路の観点から不要な部分のレイアウト変更が可能となる.

メンバー
南部 (M1)     糸賀 (B4)     山澤 (B4)

ページトップに戻る

ブタの肝臓を用いた軟組織の機械的特性に関する研究

概 要
人体FEモデルにおける腹部軟組織の機械的性質は屍体や動物のデータを用いているが,経時劣化が機械的特性に及ぼす影響に関してはあまり検討されていない. そこで生体試験を行い,保存方法および保存時間を変えたときの軟組織における引張りおよび圧縮特性の変化を明らかにする. ひずみ速度による特性の変化についても検討を行い,自動車事故傷害予測の精度向上を目指す.

メンバー
小澤 (B4)     佐藤 (B4)     鈴木 (B4)     手島 (B4)

ページトップに戻る